技術
選りすぐるセンシング‥蝙蝠の目(本命)
無人店舗としては、AIカメラを沢山配置したシステムや、セルフレジで顧客にバーコードを読ませる方式が一般的ですが、商品陳列棚から商品をピックアップする際に、商品に付与された簡易コードをセンシングする方式の提案(特許第7376958号)です。商品ピックアップ時に無意識にセンシングすることを狙っており、顧客が”選りすぐった商品のみ”を、ピックアップ時にセンシングしますので、「選りすぐりセンシング1」と呼びます。
ピックアップ時にバーコードを読ませるのは精度の点で難しいので、棚に陳列された商品を限定し、ピックの際に簡易コードを読み取らせます。全ての商品がセンシングOKなら、インセンティブとしてレジレスゲートに誘導し、カード引き落としの会計を行います。センシングNGが一つでもあれば、通常通りセルフレジゲートで商品毎のバーコード読み取りをします。客の動線とリンクし無人店舗化を目指しますが、動線は「無視の目」の得意分野です。
通常のPOSシステムではレジに通した時のみ、売り上げが分かるので同時性がなく、手に取ったものの元に戻した場合には記録に残らず、顧客の関心度は別の手法(監視カメラ)が必要ですが、本方式ではリアルタイムで、売り上げや関心商品動向を把握することができます。元に戻した場合はリニアセンサでも、商品の動き方向で戻したことが分かります。次世代のPOSはこの”POST-POS”だと語呂合わせをしています。