技術
一般的な画像より、動体のみを”選りすぐる”センサの出力イメージを説明します。「選りすぐるイメージセンサ」で動体のみをセンシングした出力イメージです。
元画像(左上)をベースに、画素差分で動体の輪郭画像(右上)を取得し、この輪郭画像からマスキング画像(右下)を求め、元画像とのANDを取得することで、動体のみの画像(左下)を得ます。これを走査線毎(マスキング信号は複数走査線を活用しても良い)に行います。これにより、一般的な撮影画像から動体のみをイメージセンサから直接出力(走査線毎に動体認識)します。(マスキング画像、動体のみ画像はイメージです。)
これにより「イメージセンサからの膨大な画像情報を、リアルタイムでハンドリングして動体を抽出するという」今までの力ずくの常識的な発想を覆し、「発想を変える視点」の”蝙蝠の目”である、「選りすぐるセンサ」を実現します。
人や動物の動きはActionと呼ぶので、「選りすぐるセンサ」をAction Imaging(AI)と呼びますが、他に、活性(Active)な個所(画像領域)だけ抽出するので、Active Imaging(AI)と称することも出来ます。何れにせよAIの範疇には変り有りません。
商品陳列棚の発展形で、動体(ピックアップ商品、車、通行人)のみを出力する、センサ方式の提案(特許第7449019号)を行います。動体のみの出力をするイメージセンサですので、”選りすぐった(動体)画像のみ”を出力するので、文字通り動体のみを「選りすぐるセンサ」となります。 「選りすぐりセンサ」と言うと、”センサの中で選りすぐられた”の意味になりますので、「(動体のみを)選りすぐるセンサ」と呼ぶことにします。
通常のイメージセンサでは常に撮像し画像処理をしていますが、エリアセンサを含めたイメージセンサで、簡単な処理をセンサ上ですることで、背景の静止画を消し、動き物体の画像のみを出す工夫です。これにより後段の信号処理の負担を大幅に軽減できます。
これはリニアセンサを用いた商品陳列棚だけでなく、一般的な撮影画像から動体のみをイメージセンサから直接出力(走査線毎に動体認識)することを狙います。これにより「イメージセンサからの膨大な画像情報を、リアルタイムでハンドリングして動体を抽出するという」今までの常識的な発想を覆します。”蝙蝠の目”には、「発想を変える視点」の意味もあるので、この「選りすぐるセンサ」を”蝙蝠の目”と呼びます。‥これで4つの目(視点)が完成した!。
また人や動物の動きはActionと呼ぶので、「選りすぐるセンサ」をAction Imaging(AI)と呼び、AIの範疇に含めます!‥全てAIにコジツケルことも継続中!。
必要な画像情報(動体画像)のみを処理することで、撮像システム負荷を大幅に軽くし、店舗だけでなく様々なシチュエーションでの情報処理量を減らします。
無人店舗としては、AIカメラを沢山配置したシステムや、セルフレジで顧客にバーコードを読ませる方式が一般的ですが、商品陳列棚から商品をピックアップする際にセンシングする、センサ方式の提案(特許第74001129号)です。商品ピックアップ時にのみ、動体(商品、顧客の手)のみ、の出力をするイメージセンサを狙っており、”選りすぐった(必要な)画像のみ”を出力するので「選りすぐりセンシング2」と呼びます。
ピックアップ時に必要な画像情報のみを読ませるべく、リニアセンサで情報量を減らした上に、動きが有る時のみ動き物体のみをリニアセンサから出力します。「リアルタイム動きイメージセンサ(リニアセンサ)」になります。
無人店舗としては、AIカメラを沢山配置したシステムや、セルフレジで顧客にバーコードを読ませる方式が一般的ですが、商品陳列棚から商品をピックアップする際に、商品に付与された簡易コードをセンシングする方式の提案(特許第7376958号)です。商品ピックアップ時に無意識にセンシングすることを狙っており、顧客が”選りすぐった商品のみ”を、ピックアップ時にセンシングしますので、「選りすぐりセンシング1」と呼びます。
ピックアップ時にバーコードを読ませるのは精度の点で難しいので、棚に陳列された商品を限定し、ピックの際に簡易コードを読み取らせます。全ての商品がセンシングOKなら、インセンティブとしてレジレスゲートに誘導し、カード引き落としの会計を行います。センシングNGが一つでもあれば、通常通りセルフレジゲートで商品毎のバーコード読み取りをします。客の動線とリンクし無人店舗化を目指しますが、動線は「無視の目」の得意分野です。
通常のPOSシステムではレジに通した時のみ、売り上げが分かるので同時性がなく、手に取ったものの元に戻した場合には記録に残らず、顧客の関心度は別の手法(監視カメラ)が必要ですが、本方式ではリアルタイムで、売り上げや関心商品動向を把握することができます。元に戻した場合はリニアセンサでも、商品の動き方向で戻したことが分かります。次世代のPOSはこの”POST-POS”だと語呂合わせをしています。