技術
従来SEカメラは動き検知時の(トリガー)画像は1枚だけで、Wifi立ち上げ後の画像を順次指定枚数だけ送信するモードでしたが、”動きトリガー後の画像を増やして欲しい”とのお客様のご要望に対応し、動きトリガー後の画像を増やす(Max8枚)改造を行いました。
図では動き検知(00秒)後、1秒間隔で合計8枚の静止画像を取得送信しPCに表示させたケースを示します。今回SEカメラはインターネットに繋いであり日時がタイムスタンプされています。このため電波目覚まし時計の日時とPC画面上のTimeは一致しています。Thumbnail画像をクリックすると拡大され、00秒でトリガーが掛かり(Serial No.00)、以下順次01秒(No.01)、02秒(No.02)~07秒(No.07)の画像を受信していること、が分かります。
SEカメラ内部に保存されたトリガー以降の一連の画像はWifiが立ち上がった以降順次出力されますが、画像が出た後は、指定秒数間隔の指定枚数の静止画をリアルタイムで出力し、一旦指定秒数のSleep期間を経て、再び動き検知モードとSleepモードを繰り返します。静止画で動画は扱いませんので情報量が大幅に減ります。単に撮るだけの膨大な画像情報(Big Useless Data)から、必要なタイミングで必要情報を出すSmall Useful Data 化を目指したいと思います。
Sleep=ゼロでは常にWifiが立ち上がったモード(省エネにはなりませんが、Wifiの立ち上がり時間待たないモード)になります。
一方、動き検出期間を長時間に設定すると、Wifiは立ち上がっていませんが、ほぼ常時動き検知している(Sleep=ゼロに近い省エネ)モードになります。
図ではカメラは1台だけ(CAM1)ですが、複数台カメラ(CAM1、CAM2…)を同じインターネットに繋げると、順次時系列的に出力されます。