技術
提案の吸引フードの下側の可動部の動かす機構について説明します。手で稼働させる方法も有りますが、会食時にはマスク会食と同様に、頻繁に切り替える必要が有り面倒で飲食や会話に集中できなくなります。一般的に飲食時には手元を見るために下を向き、会話時や声援時には正面を向きますので、顔の上下方向の向きに連動して可動部が切り替わることが望まれます。
これの方法としては図に示したように、下側の可動部(図では下部透明パネルと表記)がフェースシールド(図では透明パネルと表記)に蝶番で繋がっており、蝶番を支点に可動するような構造です(図6(b))。下部透明パネルには蝶番を介して支柱が延びており、その先端には重りが付いています。
顔が下を向いて透明パネルが立ってきて、支柱が鉛直線よりも前に出ますと(図6(c))、重りの重さで回転が始まり、支点(蝶番)を軸として下部透明パネルが跳ね上がり飲食モードになります(図6(d))。この状態で正面を向いても飲食モードのまま保ちますので(図6(e))正面を向いて飲食が出来ます。
次に少し上を向きますと透明パネルが寝てきて、支柱が鉛直線よりも顔側に戻りますと(図6(f))、重りの重さで逆回転が始まり、支点(蝶番)を軸として下部透明パネルが下がり会話・声援モードになります(図6(g))。この状態で正面を向いても会話・声援モードのままを保ちますので(図6(a)、(b))正面を向いて会話・声援が出来ます。このように下部透明パネルはヒステリシスを持った動きをしまので、正面を向いたときに前の状態を維持します。
会話・声援モード⇒飲食モードでは手元の食材を見るために下を向くので、自然に切り替わりますが、注意点は、飲食モード⇒会話・声援モードで少し上側を向いて会話・声援モードに戻すことです。戻さないと飛沫が下部透明パネルで反射され下側に飛散してしまいます。下部透明パネルの端部が視界に現れ自然に上を向いて戻す癖が付けば気にならなくなるかもしれません。
「蝙蝠の目」にコジツている”逆さまのメ”は、上述した様に無意識にモードが変わり、”(自動的に)飛沫の始末(隔離)”が出来ますので、Anti Imagingとは異なりますが、”Auto Isolation”と、頭文字がAIになることに気が付きました!。