技術
本流の目の欠点対策をした傍流の3つの目を、啓蒙活動としてプレゼンしている資料からの抜粋で、次に紹介します。
④いつも綺麗に”見える目”(”鳥目対策の鳥の目”)
”見えるカメラ”を着想しました。(昼も夜も綺麗に)見えるカメラ(イメージセンサ)”で、未だ物は有りません。現在のカラーカメラでは人間の視感度に合わせるために赤外カットフィルターを挿入しますが、夜間では赤外光が主体になる為、これが邪魔になります。即ち夜盲症(鳥目)になります。見えるカメラは赤外カットフィルターがなくても色再現性が良く、昼でも夜でも綺麗に見えるカメラになります。”見えるカメラ”とは”鳥目対策の目”で、この目(イメージセンサ)を用い”鳥の目”を構成しますと、”鳥目対策の鳥の目”となり、少々ややこしいネーミングの関係になります。
見えるカメラの特許は国内、海外(米国、中国)で特許登録され、米国での特許登録番号はNo.10,008,521と1千万の大台と僅か1週間の差でした!‥※注)参照。
いつも綺麗に見えるカメラは、暗時でも見えるので、Anji Imagingカメラと称します。ここいらからコジツケが苦しくなってくる!
⑤画がないカメラ(”虫の目の欠点対策”)
”画がないカメラ”も追加しました。これは動きベクトルカメラで、背景の静止画が消え動きの輪郭だけが表示されます。方向を色で、速度を幅で表現します。輪郭だけで画がないので、”画がない目”に対応します。虫の目の欠点としてはピンホールカメラであるが故に、低感度・低解像度の問題が有ります。動きの輪郭に相当する必要解像度は低く、10画素×10画素ブロックの平均化でも十分であることが分かりました。即ち100画素相当の感度になりますので、ピンホールカメラの低感度の対策になります。同様に解像度に対する許容度も増えます。このように”画がない目”で”虫の目の欠点対策”ができます。
画素ブロックでの平均化は別のメリットも生じます。単画素で処理し動きベクトルを作成する場合、ビット的なノイズが生じます。画素ブロックでの平均化の場合、均されてこのビット的なノイズが発生しにくいというメリットです。
またカメラ問題点のプライバシー侵害の懸念が無くなります。後段の演算処理が容易なHuman-Machine-Interfaceの入力手段として、藤沢市のロボット産業推進事業補助金を活用して開発を進めました。動きベクトルカメラの構成は国内で特許登録されました。画がないカメラは輪郭だけで画がなく、虫の目(AIカメラ その2)の欠点の対策になりますので、Anti Imagingカメラ(AIカメラ その2’)と称します。
⑥見てないカメラ(”無視の目”)
更に情報量を減らして”骨格カメラ”や”特徴点カメラ”も、藤沢市のロボット産業推進事業補助金を活用し開発しました。動きベクトルカメラとは異なり、輪郭も見ていませんので、”見てない目”に対応します。特徴点ですと究極のプライバシー対策になります。
”見てない”ので、”無視の目”というネーミングのカメラです(虫の目と発音は同じです)。見てないカメラは、輪郭も見ていませんので”無視の目”です。虫の目(AIカメラ その2)の欠点である低解像度、低感度に対し、”無視の目”は究極の対策になりますので、Anti Imagingカメラ(AIカメラ その2”)と称します。
※)どうでも良いことですが、6つの目になったことで、Six Eyes technology というSEtechの語源が増えました。(あと一つ目を増やせる。逆さのメは目でないし)
※)更にどうでも良いことですが、米国特許のキリの良い番号の年月を調べました。
US1‥1836.7 ,US10‥1836.8 ,US100‥1836.12 ,US1,000‥1838.11 ,US10,000‥1853.9 ,US100,000‥1870.2 ,US1,000,000‥1911.8 ,US10,000,000‥2018.6.19
ということで、今回の10,000,000は1世紀(107年)ぶりだったそうです。それと僅か7日の差か。弊社の米国特許の第1号と第3号はそれぞれ2018.3.20、2018.12.18なので、これらも-91日と+182日の差と近かった。
因みに米国での特許第1号は1790.7.31に出願されている(1790年特許法;米国憲法の特許条項に基ずく)そうですが、1836年特許法(特許庁を設立)した最初の特許は上記だそうです。 http://beikokupat.com/us-patent/number10/