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動体イメージセンサ(撮像装置)の特許が登録(特許第7449019号)されました。
商品陳列棚の発展形で、動体(ピックアップ商品、車、通行人)のみを出力するものです。文字通り動体のみを「選りすぐるセンサ」となります。
通常のイメージセンサでは常に撮像し画像処理をしていますが、エリアセンサを含めたイメージセンサで、簡単な処理をセンサ上ですることで、背景の静止画を消し、動き物体の画像のみを出す工夫です。これにより後段の信号処理の負担を大幅に軽減できます。
これはリニアセンサを用いた商品陳列棚だけでなく、一般的な撮影画像から動体のみをイメージセンサより直接出力(走査線毎に動体認識)することを狙います。これにより「イメージセンサからの膨大な画像情報を、リアルタイムでハンドリングして動体を抽出する」という今までの発想を覆します。発想を変えた視点なので「蝙蝠の目」となります。必要な画像情報(動体画像)のみを処理することで、撮像システム負荷を大幅に軽くし、店舗だけでなく様々なシチュエーションでの情報処理量を減らします。
通常の撮像システムでは、「イメージセンサからの撮像情報をAI処理して‥」という一般的な発想しかしません(これでAIを使って‥という言葉が蔓延る!)。例えば、AIカメラを沢山配置して、AI画像処理で何を取ったかを判断し、不審者はAIカメラで判断して、AI無人店舗を目指すというのが、よく聞くコンセプトです。AIの進歩や、膨大な画像処理の能力アップ(nVIDIA)を期待した(単にイノベーションを使った)当たり前の発想と、流行の用語(AI)の散りばめだけで、イノベーションと謳われているのが一般的な風潮で、辟易しています(単に学習させているだけで、学習発表会?)。
人や動物の動きは「action」と言うので、今回の「選りすぐるセンサ」は「Action Imaging」センサと表現することが出来て、弊社の開発している他のAI(Anti-Imaging)センサ同様、「選りすぐるセンサ」も、AIセンサと呼べますネ!。
これからもAI(Anti-Imaging)を提唱し、イノベーションを創ってを(恐れ多くも)目指しています。まだコンセプトだけなので、また補助金申請しシステム検証(POC)をするか?。POCが無くてもリスクチャレンジするという、気概のある企業は残念ながら、日本には皆無に等しいので!(泣)。
今回の特許の出願から特許登録までの期間は、弊社知財(12件)中で最短の179日でした(従来の最短は新型コロナ対策の吸引装置の196日)。世の中的にも短い方?。