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2024-09-03 10:15:00

 動体出力イメージセンサの特許(蝙蝠の目)が(出願から6ヶ月で)特許登録されましたので、国際特許出願(PCT出願)を独力で行いました。

 イメージセンサで撮影した画像から動体を抽出するのではなく、動体領域のみをイメージセンサから出力させるものです。「撮った画像を出力する」のがイメージセンサという常識的な発想を変えて、「必要な画像のみを出力する」イメージセンサを提唱しています。これが「蝙蝠の目」の “発想を変える視点” に対応します。(コウモリは逆さまに見ており、蝙蝠の目には”逆さまの視点”の意味もある)

 本知財は、長時間、短時間露光画素から構成されるHDR機能(積分)を有するイメージセンサを用い、両者の画素差分で得られる動き輪郭信号から、動き領域を水平走査線毎に取得し、(水平走査線に相当した)1ラインの撮像信号とのANDを取得することで、動き領域の撮像信号のみを外部に出力し、動体のみ選りすぐるイメージセンサを実現する提案です。

 本年もNEDO推薦でILS2024に参加出来ることになりました(8/Eにアナウンス)。ビジネスマンの4つの目(鳥の目、虫の目、魚の目、蝙蝠の目)に対し、昨年のILS2023では前者の3つの目の紹介でしたが、4つ目のピース(蝙蝠の目)のコジツケが完成?したので、未だコンセプト段階ですが、ILS2024のNEDOピッチ(12/4 or 5)で紹介したいと思います。

 イメージセンサの最大の欠点は画を出すこと(膨大な画像情報を処理する必要が生じる)との信念に基き、AI(Anti-Imaging)センサを提唱して来ましたが、漸く4つの目(AIセンサ)がビジネスマンの4つの目と関連付けて完成しました!。画が出るイメージセンサしか開発してこなかったという現役時代の大いなる後悔(反省)も、やっと晴れたか?。PCT料金が9月より改訂(値上げ)されたので、直前に出願出来てよかった。

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