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今年もNEDOイノベーション・ジャパン2022にオンライン出展しました。タイトルは「AI(Anti-Imaging)カメラで情報量・ストレスを減らし、AIのシステム負荷を軽くする」です。添付資料の表紙を添付します。
10/4より公開され、下記サイトのNA-013で、出展分野はAI・IoT(全58件)です。
ビジネスマッチング | Innovation JAPAN2022 (jst.go.jp)
技術の概要としては、
「IoTやAIの情報の入力手段として、通常のカメラで撮像した映像情報をベースにせず、動き情報をベースにして大幅に情報量を減らし、システム演算負荷の軽減、省エネ化を図るカメラシステム構想を提案している。具体的には、露光時間の異なる画素間の差分情報を基に、動きの輪郭情報を取得し、動きベクトルを簡単に求め、動き物体の特徴点を簡易システムで出力して更に情報量を減らす。また目に見えない小さいカメラ(ウエハレベルピンホールカメラ)の知財を有しており、世界最小・最少情報量カメラ概念を提供する。カメラの存在によるストレス、画像を撮られるストレス、画像処理の演算ストレスを全て減らした、IoTの情報入力手段を提案したい。」 としました。
Anti-Imagingその1は、「特定領域の動き以外画が出ない」鳥の目で、Anti-Imagingその2は、「動きの本質情報以外画が出ない」無視の目で、Anti-Imagingその3は、「小さすぎて見えない」虫の目に、該当します。Anti-Imagingで役立つ少量データのみを取得し、IoTの課題である情報量の多さ(5Gや高速AI画像処理が必要となる)を解消することを目指し、膨大な画像情報を処理するアルゴリズム勝負から、必要な情報のみを取得するセンシング勝負に持ち込みます。
9/6付けの日経Xtechには、SONY様が「画像出さない」イメージセンサに突破口というタイトルの記事が掲載されていました。「画像出さない」ってAnti-Imagingみたいですネ!
ソニーG、「画像出さない」イメージセンサーに突破口 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
これはイメージセンサとデータを処理するロジックチップを積層し、その場でデータを分析して、対象物の有無や分類といった結果だけ出力するAI(Artificial Intelligence)カメラの万能センサです。記事には、AI(Artificial Intelligence)カメラと書いてありましたが、「画像出さない」ってAnti-Imagingみたいなので、「AIからAIへ」をSONY様が謳ってくれることで、ロジックチップを搭載せず動きだけに着目した、弊社の「画が出ない」センサも、少しは名前が売れたら良いですネ!。
添付資料のタイトルにはAIが2回もあるので、本来ならAIの分野ですが、本来のAIとは全然関係が無いので、IoTの分野に申し込みました。タイトルが気に入っているので、神奈川県のマッチングテーマにも申し込むも、やはり不採択でした。やはりタイトルがマトモでないとダメか?
「イノベーション(AI)を使って‥」ではなく、「イノベーション(Anti-Imaging)を作って‥」と、Creating Innovationを目指したいのだが。日本が昔強かったLSI(Large Scale Integration)にあやかり、LSI(Large Scale Innovation)で日本(Japan)の復活を!と、Innovation Japanに相応しい言葉で締めました。零細ベンチャーでありながら、目指していることはだけは壮大。