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2025-04-30 14:48:00

私見ですが、ベンチャーのテーマとして、すぐ結果が出るものとか、儲けに繋がるチマチマしたものが跋扈している印象があります。「早い者勝ちマッチング・ピンハネ・ビジネス」が(IT)ベンチャーの主流です(VCもリスクが少ないので資金が集まる)。テーマ名も流行りの用語(IoTAIDXGX、カーボンニュートラル、ドローン、アシストスーツ、自動操縦、コネクテッド)を散りばめただけが多く辟易しています。流行りの言葉を散りばめると、先端的なことをやっている気分になり、メディアもチヤホヤし、補助金も付けやすいですが、流行りの言葉は既に何処でも(他国でも)やっている(将来的に陳腐な)事です。時流に逆行した(流行っていない)ワーク(最初のドローン、最初のAI)をもっと手掛ける人が居ないと

「選択と集中」で研究費の配分が行われ、日本の技術開発が周回遅れになり全然改善されていません。(既に陳腐化した)流行の分野を選択していても遅いのと、選択する権限を持った人は昔の常識人で、独創的な分野を選択できる力量のある人が居るか甚だ疑問です。そもそも従来の領域におさまる研究をしていても革新的な発見は出来ず、学際的でリスクの高い研究にこそ支援が必要なのに‥。何処にネタが転がっているか分からないので基礎科学に広く研究費をばらまくしかないと思います。  低コストでAI開発で有名な、DeepSeek創業者の「短期的な商業利益でなく、基礎研究を重視し、米国の追随でなくイノベーションに貢献する側に立ちたい」の言葉に感銘を受けました。GAFAMにデジタル赤字を6兆円も垂れ流し有難がっている人や、ハーバード大の凍結された3100億円の補助金より科研費を少なく抑え込んで、絶望的な状況を生み出している我が国の関係者に聞かせたい。