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2023-11-20 15:10:00

 商品陳列棚の特許が特許登録(特許第7376958号)されました。

 リニアセンサを設置した商品陳列棚ですが、商品のピックアップ時に商品に付けられた商品コード(簡易バーコード、簡易QRコード)を読み取るものです。通常のバーコードを商品ピックアップの一連の作業の中で読み取るのは大変なので、商品棚に陳列される商品を限定し、商品棚にリニアセンサを紐付け、商品コードを簡素化して、ピックアップ時の読み取りエラーを防止するものです。カゴの中の商品は商品コード読み取り済にして、レジ不要の無人店舗に活用します。

 陳列棚に商品を戻す場合も、商品を掴んだ腕を認識すれば、取り出したか、戻したかが判断できます。店舗内の顧客動線と紐付け前提ですが、上手く読み取れたらレジ手前に敷設されたゲート(レジコースとレジフリーコースを分ける)で、レジフリーにするインセンティブを持たせると、最初は意識するものの、慣れれば、無意識でピックアップ時に読み取りが済んでしまうように出来ると良いですね。

 通常はAIカメラを沢山配置して、AI画像処理で何を取ったかを判断し、不審者はAIカメラで判断して、AI無人店舗を目指すというのが、AIの進歩を期待した(イノベーションを使った)当たり前の発想なのでしょうが、リニアセンサを用いてAnti-Imagingにし、負荷軽減を目指しています。

 今回の特許の出願から登録までの期間は10ヶ月でした。