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8/23(水)に現在入居しているSFICはじめ、SFIC-2、SFC-IVの3拠点の入居者交流会が有りました。
入居企業自己・自社紹介の3分ピッチがありましたので、今回3分ものの紹介パワポ(計7枚)を作成しました。構成は、
1枚目‥自己紹介として名刺に写真と似顔絵を載せている。
2枚目‥似顔絵のパーツを分解し並べ直すとが名前になるアニメーション(顔と名前が一致する名刺!)。似顔絵と最も似ている写真が25年前のカラオケ時の写真(これを凌駕する写真が無い)この写真を使うために、老けられないので老脳に鞭打って?会社を設立(登録特許9件を有する知財ベンチャー)。
3枚目‥引き続き自社紹介として、名刺イラストレータ-でなく、3つの目(鳥の目、虫の目、魚の目)を手掛けている。
4枚目‥写真以外の起業の切っ掛けは監視カメラの数だけ分割されているモニター画像。前職(東芝)では長らく「画が出るイメージセンサ」を開発、イメージセンサから画が出るために画像表示が必要となり、カメラの台数だけ分割されストレスフルなモニター画像になる。この大いなる反省の元に、定年退職後は「画が出ないイメージセンサ」を出願し、登録されたのが、創業の別の切っ掛け。
5枚目‥沿革は、第一回かながわシニア起業家ビジネスコンテストで県知事賞を受賞(創業1.5年)し、これが切っ掛けで50回マスコミに掲載。例としては、週刊誌・Yahooニュースに「ヤメ東芝たちの挑戦」として掲載された。(定年退職なのにヤメ東芝?)展示会も17回全て無料で出展し、イノベーションジャパン2022では、AI・IoTの14社中、唯一本来のAIを行っていないAIベンチャーとして出展。
6枚目‥AIベンチャーと言っても、AI(Anti-Imaging)カメラ(3つの目)を手掛けている。3つの目とは鳥の目、魚の目、虫の目のことで、鳥の目、魚の目はNEDO-SUI補助金に採択(創業8ヶ月)され試作した。虫の目は世界最小カメラ、無視の目は世界最少カメラである。他にコロナ対策、農業用ロボットなども手掛けている。
7枚目‥SEtechは Senior Entrepreneur technology (シニア起業家の技術)でCreating Innovation(ビジョンは大きい!)を目指している。
というストーリー。
‥良くこれだけの分量が3分に収まったものだ。プレゼンの工夫としては、喋るスピードに同期してアニメーションが順次開いて行くので、レーザーポインターが不要で、アニメーションがペースメーカーになり、ピッタリ3分で収まる。話の流れのスムースさに密かに感心。今流行りのタイパが良い!。
これでプレゼンのバージョンとして、3分、10分、30分、70分が揃った!。
7/29は弊社の創業記念日で、起業してから何とか8年になりました。
プレゼン内容が確定してきたので、現役時代の職場を訪問し、70分のプレゼン(4つの目+スマート農業)をさせて頂きました(全112ページ)。‥退職後12年も経ってからプレゼンさせて貰うのも珍しい?、 前回のプレゼンは4年前でした。(数十人に聴講頂いたが、業務に支障が出たのでは?)。
でも事後アンケートを読むと、「刺激的なセミナーだった」、「貴重な体験となった」、「同じテーマで講演時間を延ばして再度聴講したい」、「ギャグが多く楽しく聞けたので、すんなり頭に入った」、「ユーモアを交えて分かり易かった」、「語呂合わせが凄い」、「大量の言葉遊びを見て、ideaの源泉はこれかと思った」、「笑いをこらえるのに必死だった」、「実体験も散りばめられ、イメージがし易かった」、「聴講者の心を惹きつけ、飽きさせないプレゼンの工夫を参考にしたい」、「とても楽しく興味深かった」、「情報量が多く、読み物としても面白い資料」、「全てのページが面白かった」、「夢を語る姿に希望をもらった」、「次回のセミナーが楽しみ」とか、多くの好意的な反応を頂き、プレゼンのし甲斐がありました!。主催者からも「来年も来てください」と言われたので、新たなネタを仕込まないと!
「もっとウケても良いのに?」と疑問を感じながらプレゼンをしていましたが、「声を出して笑うのは遠慮していたが、笑いをこらえるのに必死だった」とのコメントが有ったように、若手は「大先輩(年の差)のプレゼンに笑ってしまったら失礼に当たる」と(敬老精神を発揮し?)忖度してしまったようです。もっと我慢せず、素直に反応してくれたら、疑問を覚えずもっと伸び伸びとプレゼンが出来たのに。最初の段階で「年の差は気にせず、素直に笑ってください」とコメントをすれば良かったと反省しています。
現役時代の職場を訪問‥と似たような話は、国交省でもあるようで、こちらは国交省のOBが昔の上下関係を使い、業務の口利きだけでなく、Top人事にまで口を出すような話がマスコミを賑わせていました。やはり退職時には上下関係、権限・シガラミをリセットし、ゼロから付き合うようにしないと、長続きしないと思われます(上下関係の継続は、現役世代にはハタ迷惑)。リセットしてシガラミがゼロになってしまうと、付き合いが無くなるケースが大半ですが。
‥因みに今回プレゼンした資料の112ページ中、現役時代に関するものは、20年前の特許の紹介の1ページのみで、他はシガラミが無くなった退職後(創業後)作成したモノ。
聴講して頂いた若手メンバーと一緒に、来訪記念として写真を撮って頂きました。画像に載せたい所ではありますが、個人情報保護のシガラミが有り無理ですネ。
「技術」の「地に足を付けない農業」の「スマート化の確認」の個所でも触れましたが、「最稠密植栽になりますと、植栽方向は現行より30度傾いた方向になり、日本の農地の原風景が、将来変わるかもしれません。」と記載しました。
ANA壁紙カレンダーの6月号では、タマタマ?日本の農地の原風景の写真が使われていました。逆光で暗いので(HDRモードでは撮像していると思うが)、何か別のモノをと思っていましたら、逆光をもたらしている太陽の方向が、何と30度!傾いており、太陽の筋の方向が「将来の日本の農地の原風景」を示唆!していることにハタと気が付きました。早速、PCの壁紙と6月の2回のプレゼンに活用させて頂きました。(なお添付の植栽図面は特許公報6243497号からの抜粋。)
‥”ANAさん”貴重な壁紙の提供有難うございました。農業用ロボットの個所のHPリニューアル作業をタマタマ行っている最中だったので気が付いた(超ラッキー)。
「日本の農業の将来像」とタイトルに書きましたが、日本の農業の将来像は「この壁紙カレンダー画像」なのかも知れませんネ(笑)。
「日本の農業の将来像」を広めるべく、アグリテックグランプリ2023(リバネス主催)に応募していましたが、残念ながらグランプリデモデー(9/16実施)でプレゼンするファイナリストに選ばれませんでした(8月末連絡あり)。やはりモノが無くコンセプトだけではダメの様です。
プレゼン内容の農業用ロボットの特徴の続きです。
⑤農業用部材の設置で農作物の育成に適した閉空間が実現できます、またレールをパイプ状にすることで、レール内を水や温風、ガス(人が入らないので選択肢増える)の通り道としても活用し、農作物の育成に適した環境の最適化が図れ、ビックデータ活用し収率アップが期待されます。
⑥今の日本の農業は高齢化(68歳)・後継者不足(130万人、▲20%/5年)・休耕地の増大とかの問題を抱えています(@R3)。農業用ロボットのカメラによる個々の農作物の画像情報を見て、ベテラン農夫が遠隔操縦で農作業を行い、AIをティーチングします。農業用ロボットに学習した農作業を行わせて(結果を農夫が修正して)スキルアップし、完全自動化段階でAIを後継者認定すれば、後継者問題は一気に片付きます。
(AI)農業用ロボットの目はベテラン農夫の目(5つ目の目?)に相当しますね。何とかこれが、蝙蝠の目(逆さまの視点)と関連性が有れば、収まりよいが。コロナ対策の「逆さまのメ」には無理があるし。
また自宅から遠隔で(ゲーム感覚?)操縦し農作業を行い、生育状況をモニターして楽しみ、収穫物が宅配される観光農園化も出来ます。
⑦農業用ロボットを共同使用すれば、初期投資は支柱とレールだけで済みます(~100万円/1ha?)。
⑧日本は平地が少なく斜面や段差が多いですが、斜面と直交方向(同じ標高)に走らせ農作業を行い、重力を使って列移動させることで、斜面の有効活用が図れ、38%しかない食料自給率の改善も図れ、経済安保にも寄与します。南側斜面でしたら日照と、ソーラーフィルムによる発電効率向上(斜面の角度=緯度だと真上)の双方にメリットがあります。
⑨野菜(かがむ作業)、果樹(頭より上の棚の作業)は負担になっていましたが、作業ツールの高さを変化させ、上から作業させることで、ロボットには容易に作業(特に上部の作業)が出来ます。
⑩農作物の収穫に当たっては、列ごとに一時的に保管する棚(農薬、無農薬の区別が必要)を設けますが、この収穫物保管棚に沿って支柱と集荷レールを設置し、収穫物収集用の集荷用ロボットが集荷レールを走行し保管棚から集荷して行きます。集配所までレールを設置し、集荷用ロボットが集配所まで走行し配送してくれたら世話無しですね。
前回の、農地の付加価値向上、生産性向上、燃料費高騰対策、中古ソーラーパネルの有効活用、異常気象対策、脱炭素、脱原発、農業省人化に加え、今回は、農業の生育環境の最適化、農業従事者の高齢化・後継者不足の対策、AIによる効率化、休耕地対策、投資削減、農耕地増大(斜面の有効活用)、(集配含めた)作業性改善、食料自給率改善、経済安保?と相変わらず盛り沢山です。
昨今の農業用ロボットの提案としてはドローン、GPS搭載の無人トラクター、アシストスーツetc.が有り、他の技術の流用が多いですが、高齢化によりアシストスーツを装着する人自体が減っていくのと、人口減でドローン操縦者も減っていくので、大胆にもコンセプトとして提案させて頂きました。技術の「地に足を付けない農業」の個所に、スマート農業のプレゼン資料を、幾つか解説付きで貼り付けました。
「スマート農業技術の開発と普及」というピッタリの名前(未来共創という言葉も有った!)の募集が有ったので、2022年応募しましたが、Web面談まで進むも残念ながら不採択でした(泣)。やはり年度末に結果・成果が出ていないとダメのようです?(未来という言葉に惹かれスケールの大きなコンセプトを募集していると期待しましたが(将来装着する人が不足するアシストスーツ転用が例として挙がっていたので懸念はしていたのですが‥)、やはり年度内に成果報告会を行い、事務局の手柄にならないとダメなようです(事務局の為の応募?)。複数年度にまたがり、進捗報告会でも良いと思うのですが?、次回はもう少し長期のものにチャレンジしてみよっと!(有るかな?)。
単純な構成のシステムですが、敢えてスマートと付記したのは下記の幾つかの特徴を有するからです。
①前述しました様に、生育環境に最適の間隔(根が張る直径?)で最稠密植栽(正三角形)が可能となりますので、正方形に比べ生産性が上がります(15%)。足やタイヤを入れるスペースが不要(従来の稲作では株間=1.5×条間)となるので更に生産性が上がります(1.5倍?)。米国の様に大規模農業装置(初期投資が膨大)が導入できれば、トラクター幅に比べ作業ユニットの幅を広く取ることができ、生産性改善が可能ですが、タイヤのスペース割合が減っていき、究極は地に足を付けない農業になります。足やタイヤが入りませんので、外部から雑菌(例えが違いますが、鳥インフルエンザの様な病原菌)の持ち込みが抑えられます。
②上方から個々対応(何列目・何回転目)で農作業を行う事で、ピンポイント消毒しソーティング収穫を行なえば、同じ畑で農薬、無農薬が共存し、付加価値を上げられます。(ドローンでの農薬散布は個々対応ではなく領域対応になります。)
③レール(乾燥路面)上を移動する為、省エネになり、スリップが無く位置が正確(何回転目)です。また移動ユニットの動力源として、中古の住宅用ソーラーパネルを使えば、CO2削減に寄与し輸入燃料高騰対策にもなりますし、そもそも動力費が不要(省エネ)になります。住宅用ソーラーパネルは2030年代後半には、50~60万トン/年が破棄されると見込まれているそうで、再利用に寄与出来たら良いですね。移動にはパワーが要りますが、農薬散布のドローンとは違って保持にパワーが要りませんので、省エネになります。
④支柱とレールはビニールシートの様な農業用部材の保持にも使え、敷設は農業用ロボットが自ら行います(人が立ち入れないので)。農業用部材としては防虫ネットや光学フィルムも有り、温室、防虫、防鳥の目的以外に、農地端部にロボット or 人手で壁を設けることで防獣、防風の対策(異常気象対策)にも繋がります。
レールにぶら下げて棚を形成することも可能で、葡萄やキーウイの棚を形成することも出来ますね(但し棚の高さは作業ユニットの底部より下で、移動の度に作業ツールを、棚に干渉しないように引き上げる必要があります。果実は棚付近にできるので、作業ツールの伸縮は短くて済みます)。またイチゴやトマト栽培ですと、作業ツールの通る幅だけ隙間(通常の水耕栽培で人が通る幅より狭い)を開けて、同一敷地内に露地栽培と水耕栽培を積層させ、更に収率を向上する形態をとることも考えられます。(水耕栽培の下にLED照明を付け、露地栽培の照明も可。この構造では作業ツールの伸縮は長くなる)。
更には光学フィルムにソーラー機能(生育の日照を妨げないストライプ状のソーラー部材;例えばペロブスカイト太陽電池では、樹脂基板上に液体を塗り焼いて作り、重さが1/10になり、変換効率は10~20%もあるそうです)があれば、日本の農地430万haがソーラーの候補地(設置場所に悩む必要が無い)に化け、大幅な脱炭素社会の実現が期待されます。(発電効率が現行の1/20でも原発35基と、日本の原発数33基をカバーし脱原発!で、使用済みの燃料の処分にも困らず、ミサイルの標的?にもなりません)
本日(2023.5.31)たまたまペロブスカイト太陽電池の発電効率改善の記事が日本経済新聞に掲載されていました。
ペロブスカイト型太陽電池、発電効率高める材料 京都大 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
本日(2023.6.5)の日本経済新聞にも、貼る太陽光発電としてペロブスカイト型が紹介されていました。農地にソーラーの大きな市場を見出し、量産は日本としたいですね。
貼る太陽光発電、覇権争い 日本発の技術でも量産は中国 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
今までの所で、農地の付加価値向上、生産性向上、燃料費高騰対策、中古ソーラーパネルの有効活用、異常気象対策、脱炭素、脱原発、農業省人化、経済安保?と盛り沢山ですが、農業用ロボットの特徴の続きはまだ有り、長くなるので残りは翌月に回します。




